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<相談 005 近所の人が心配>

 

[相談内容]

相談者;Oさん

近所に住んでいるKさん(86歳 女性)の相談

 

Kさんはマンションに一人暮らし

夫は10年前に死去

息子夫婦が同じマンションに住んでいる

 

OさんとKさんは40年以上前から付き合いがあり、立ち話しやKさんのお宅でお茶を飲む仲である。

 

3ヶ月くらい前にKさんが「ご飯を食べていなくてフラフラする」とコンビニへ行くところへ出会った。

 

その後も立ち話で同じようなことが2回ほどあったらしく心配して、息子夫婦に話をしたら「母は元気だ、余計なことを言うな」とOさんを怒鳴った。

 

Kさんのことが心配だが、どうした良いのかと相談がありました。

 

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初回の相談では

Kさんの様子と息子さんとの関係を詳しく聞きました。

 

Kさんはしっかり者で、耳は遠いがマンション周囲の掃除をするなど近所付き合いをしています。

息子さん夫婦は無愛想で、近所の人もあまり見かけたことがなく、お嫁さんは専業主婦ですが、子ども(成人している)の学校付き合いもせず近所では変わり者で有名なのだそうです。

 

Kさんは「買い物へ行くのが面倒で2日ほど食べるものがなかった」と言うのですが、「お嫁さんには頼めないから」としか言わず、親子の交流はほとんどないようです。

 

Kさんの様子は

足腰はしっかりし、自分の生活には不便のないので、加齢によりできないことが増えていると思われました。

 

 

Oさんへ、まずは地域包括支援センターで相談するようにと

電話番号などを調べてお伝えしました。

 

 

その後、Oさんから連絡があり

地域包括支援センターで相談したところ、介護認定を受け「要支援1」で利用できるサービスはなかったが、配食サービスを昼に使い始めたそうです。

 

ただ、配食サービスを利用にあたって

地域包括支援センターの方がKさんと一緒に息子さん夫婦に話をしましたが、息子さんは「そんな高い弁当はいらない」「母親のお金を使うならたまに持ってきてもらえ」と取り合ってもらえませんでした。

たまたまお来たお孫さんに押し付けて息子さん夫婦は帰り、お孫さんをキーパーソンに調整が始まったそうです。

 

 

Oさんは

「この先、Kさんの体が動かなくなってきた時が心配だが、自分は話し相手になるくらいしかできない」と悲しそうに話していました。

 

 

さまざまな家族があり、できないことが増えた親に対して関心を向けてもらえないこともあります。

身内が近くにいないのであれば、福祉関連や地域包括支援センターも積極的に関わることもできますが、近くにいると苦情やトラブルが起こりやすくとても難しいのです。

 

Oさんへは、今後の関わり方を説明しました。

今までのようなお付き合いをして、心配なことがあったら地域包括支援センターへ相談する。

息子さん夫婦から苦情を言われない程度の距離を保つ。

 

 

自分の家族、親戚でも関わり方が難しいのですが、ご近所となるとできることが限られます。

でも、地域・ご近所付き合いは「みんなのサポーター」として、高齢者だけでなく子育てなどの大切な役割を持っています。

 

「何かをしなくちゃ」と頑張らなくても「挨拶をする」ことから始め、「お互いさま」「おかげさま」の暮らしを作りましょう。

 

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